愛媛のブルワリー、DD4DのウエストコーストIPAをご紹介します。
DD4Dは元々アパレルブランドで、アパレル店舗の中でビール醸造を開始したという異色の成り立ち。ブランド自体は1998年ですが、ビールの醸造は2019年から。
流石、アパレルブランドだけあって、シンプルながらセンスあるパッケージデザイン。
このビールは、DD4Dとショートショート作家、田丸雅智氏との異色コラボです。
パッケージにマジでショート小説が掲載されています。こりゃ珍しいですね。
後半部分。詳しくはぜひ読んで頂ければと思いますが、申し込むと同じ日を何度もループできるループ屋での一幕を描いています。設定がユニークっすね。
仕様です。麦芽、ホップに加えて糖類が入っています。
では早速開栓。注いでいるそばから薫る柑橘系のアロマがヤバい。尋常じゃない量です。
ヘイジーな小麦色。
口に入れた瞬間から口の中に拡がるグレープフルーツのようなビターとサワー。
IBU60という結構高めということで、とくに後々になって苦味が効いてきます。
ABV7%のハイアルなので喉元にカッときます。ボディは重めですね。
スウィーティーではありますが、後に引かないので、非常にサッパリしています。
よって、フルーティーでフレッシュなところでグイッとやりたいところですが、いきづらい側面も。「焦らないで」って常にたしなめられているかのような。
ウエストコーストというより、ニューイングランドって印象。うちゅうのヘイジー系が好きな人に向いてる気がします。
カクテル感覚で呑んで頂ければ。呑んで読んで楽しんでくださいまし!
ショートショートコンテストを開催中らしいです。自信がある方、ぜひ。